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黄疸で入院する赤ちゃん!胆道閉鎖症という病気の疑い!

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赤ちゃんにとって、黄疸とは新生児黄疸や母乳性黄疸という風に決して珍しいものではありません。そして黄疸が出たとしてもその内消えるものがほとんどのために黄疸が出たとしても心配されない方も多いことでしょう。
赤ちゃんの黄疸のほとんどは体の機能が未発達のために起こるもので赤ちゃんの成長とともに消えていきます。しかし、中には病気が原因となっているものもあり、その場合は入院が必要となります。
今回は赤ちゃんの黄疸に隠された恐ろしい病気について説明してきます。

 

黄疸に隠された病気とは??

赤ちゃんの黄疸で特に気を付けなければならない病気は胆道閉鎖症というものです。
これは肝臓から出る消化液胆汁が流れる管胆管が何らかの原因で失われてしまい、胆汁の流れ道がなくなってしまう病気です。
肝臓は体の毒素を解毒する臓器だと聞いたことはありませんか?肝臓から出る胆汁にはビリルビン
という毒素も混じっているのです。胆汁の流れ道がなくなってしまうと、毒素であるビリルビンが体の中に溜まってしまいます。
このビリルビンが溜まりすぎると皮膚や白目に沈着します。ビリルビンは黄色の色素を持っていますので、これが沈着すると皮膚や白目が黄色く見える、黄疸となります。
さて、新生児黄疸や母乳性黄疸は肝臓の機能には異常がなく、ただ単に成長し肝臓の機能がしっかりしてくれば自然と消えるものです。しかし、この胆道閉鎖症の場合は肝臓の機能が失われてしまっているのですから、放置していても治ることはありません。
ビリルビンが溜まりすぎると、やがては脳にまで達し核黄疸
を起こし、脳性麻痺や脳出血を引き起こします。
核黄疸を起こすまでの期間は、生後3か月までしかありません。早期に発見すべき恐ろしい病気なのです。

 

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病気によるものかを見分ける方法は?

赤ちゃんの黄疸で危険なものとそうでないものを見分ける方法はあるのでしょうか?実は黄疸そのもので見分けることは非常に難しいと思われます。しかし、決定的に違うものがあります。それはうんちの色
です。
うんちの色は、胆汁が酸化した色なのです。うんちの色がしっかりしていれば胆道閉鎖症の原因となっている胆管が存在しているという証明になります。その他にも、血液検査でも異常な数値が出てくるので分かるのですが、家庭でできるものとしてはうんちの色が確実でしょう。もし薄いと感じるのでしたら、病院で診察を受けましょう。また、黄疸がなくてもうんちの色で分かる病気はいくつかあります。普通の健康的な人のうんちとは色が違うと思ったら黄疸が出ていなくても診察を受けることをお勧めします。

胆道閉鎖症だとしたら入院はどれくらいするのか?

胆道閉鎖症だと診察されれば、ただちに手術の準備が行われます。
行われる手術は失われた胆管の代わりに小腸を肝臓に繋げるもので、葛西式手術
と呼ばれるものです。
入院の期間は術後の経過にもよりますが、手術前の検査から術後の経過を見る期間を合わせておよそ2か月程度です。

 

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胆道閉鎖症は完治するのか?

胆道閉鎖症は完治することはありません。胆道閉鎖症によって繋がれた小腸には雑菌がたくさんいます。この雑菌が逆流し肝臓に流れ込んでしまうこともすくなくありません。これを逆流性胆管炎
と呼び、熱が出たり黄疸が出るとまずこの症状を疑います。治療は抗生物質を点滴によって投与し、肝臓の炎症反応や肝機能の数値が落ち着くまで入院します。
そして、胆道閉鎖症になると肝臓に負担が強くかかるので肝硬変になる確率も非常に高くなります。この手術を受けて成人するまで肝硬変にならない人は1割しかいないと言われています。この病気の一応の完治は、肝移植によって健康な肝臓を手に入れる事と言えます。

胆道閉鎖症になったら普通の生活は無理なのか?

散々怖い話をしてきましたが、普通の生活は十分におくることができます。私の娘も実は胆道閉鎖症を患っています。生後3か月、核黄疸になる一歩手前で発見でき手術を受けました。今現在も薬を飲んで、月に一回の診察と年に一回の検査入院をしています。
しかしそれ以外は、普通の子と同じように保育所に通い、一緒に遊ぶこともしています。娘は発見が遅かったので、すでに肝硬変になっていますが病院と密に連絡を取り合うことで病状が悪化する前に入院で肝臓の数値を下げ、肝硬変の進行を抑えることで普通に生活することができています。

おわりに

赤ちゃんの黄疸によっては胆道閉鎖症という恐ろしい病気が隠されていると分かりました。もし、胆道閉鎖症だと診断されても普通に生活はできます。どうか気落ちなされないようにしてくださいね。
入院、通院と普通の子とは違う部分は確かにあります。将来的に肝移植という大きな手術を受けることも考えなければなりません。でも、親であればどんな子供であっても、全力で愛情を注げるものです。愛情を注ぐことができる子供がいる幸せはどんな病気にも勝るのです。だから、過度に心配しすぎないようにしてくださいね。

 

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