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黄疸が出る赤ちゃんは80%!3つの原因と注意点とは?

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顔や白目が黄色っぽくなるのを黄疸といい、赤ちゃんのほぼ80%は黄疸が出るといわれております。
そのほとんどが時間とともに自然と消えていくので心配はないと思ってらっしゃる方も多いことでしょう。
そして、ほとんどの人が赤ちゃんの黄疸に関しては何の心配もないという認識でいるのが現状ではないでしょうか。

しかし、その黄疸にはとある重大な病気が原因となっている場合もあるということをしっかりと覚えておいてください。
今回は、赤ちゃんの黄疸の種類と重大な病気が原因となっている黄疸かどうかを見分けるためにすべき親の心得を説明していきます。

 

赤ちゃんの黄疸の3つの原因

赤ちゃんには黄疸が80%出ると前述しました。では、なぜ黄疸が出るのでしょう?

新生児黄疸

新生児では生後2~3日におよそ80%もの確率で黄疸がでるといわれています。
これは、黄疸の原因となるビリルビンという色素が肝臓の働きがまだ不十分なためにうまく処理されずに血液中に大量に流れ込み、それが皮膚や白目に沈着することで黄疸となるのです。
この黄疸は通常一週間程度、肝臓の機能が発達すると共に自然に消えていくので心配ありません。

治療も特に必要ないのですが、黄疸の程度がきつい赤ちゃんには光線治療が行われることもあります。

 

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母乳性黄疸

母乳に含まれる成分が肝臓の機能を弱めてしまい、ビリルビンの処理が間に合わない時に出る黄疸です。
こちらも通常数週間から2か月程度で自然と治まるものですので特に治療もなく心配もいりません。

気になる場合は、赤ちゃんに母乳よりも粉ミルクを多めに与えることで軽減することができます。

 

肝細胞の障害による黄疸

新生児黄疸、母乳性黄疸は生後2か月頃までには消えるものです。
もし、それ以上に長引くようなら肝細胞の障害を疑うべきです。

2か月と言わず、一か月検診の時点で黄疸が消えていないのなら医師に必ず胆道閉鎖症ではないのか?と聞いてください。

胆道閉鎖症に関しては後述しますが、何も言わないでいると医師も母乳性黄疸が長引いていると診断することがあり、病気の発見が遅れることがあります。

 

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胆道閉鎖症

赤ちゃんの黄疸がなかなか消えない場合肝臓の病気が疑われます。

中でも恐ろしいのがこの胆道閉鎖症と呼ばれる病気です。
この病気は通常ならば体外に排出されるビリルビンが肝臓から十二指腸までに通る管胆管がなくなってしまう病気で胆管がなくなってしまう原因は未だに不明です。

 

肝臓は体中の老廃物や毒素を解毒する働きをしており、体の中でも重要な臓器です。
この肝臓がうまく機能しなくなると体の中の毒素が解毒されず体内にたまり肝硬変や肝がんになってしまいます。

また、発見が遅れるとビリルビンが脳にたまってしまい核黄疸やビリルビン脳症と呼ばれる症状を起こし、脳出血を起こします。
命が助かっても障害が残ることが多いので早期に発見してあげることが大事です。

 

胆道閉鎖症と診断されるとただちに手術の準備が始まります。
なくなってしまった胆管の代わりに腸を肝臓につなげる手術を行うためです。
肝臓からの老廃物や毒素を出せるように処置をすれば手術は成功です。
以後、肝臓がうまく動いてくれればとりあえずは安心でしょう。

その後も投薬、定期的な健診、年に一度程度の検査入院が必要ですが、それ以外には特に生活に関する制限はなく普通の子と同じように育っていってくれますので安心してください。

 

おわりに

赤ちゃんの黄疸はそのほとんどが自然に消えていくもので、大人のようにただちに病気と直結するものではないと思ってらっしゃる方が意外に多いのが現状です。
胆道閉鎖症を発症する赤ちゃんは1万人に1人と言われています。決して低くない数字だと思いませんか?

わが子に限ってという考えは捨ててください。
この病気は一刻を争う病気なのです。
生後3か月をリミットに脳出血を起こすリスクが一気に高まり、死亡してしまうケースもあります。
そうならないようにも、少しでもおかしいと思ったら即受診してください。
一か月検診で大丈夫と言われても黄疸が心配ならセカンドオピニオンを受けてください。

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