原因

黄疸の見分け方は原因で決まる!肝臓、すい臓、血液どれ?

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肝臓やすい臓に病気があると黄疸が出るということはご存知だと思います。

しかし、黄疸がどこの臓器に異常があるかが分からない限りは正しく治療を行うことはできません。
医師が黄疸を見分ける際には血液検査を用います。

では、血液検査によって何が分かるのでしょうか?
病気別に数値の特徴がありますので、今回はそれぞれの病気で血液検査の結果にどのような変化が生じるかをみていきます。

 

黄疸が発症する原因

まずは黄疸がどうして発症するかを理解しておきましょう。

黄疸というのは赤血球が寿命を迎えるなどして分解された時にできるビリルビンという黄色の色素をもつ老廃物が、何らかの原因で血液中に増えて皮膚や白目に沈着する事で起こります。

このビリルビンが増える理由を血液検査などで分析していくことで原因の特定をします。

 

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黄疸の原因となる3つの場所

黄疸を発症させる病気にかかる体の部位は主に以下の3か所があります。

  • 肝臓
  • すい臓
  • 血液

肝臓は有名ですよね。
アルコールの摂りすぎなどによって急性肝炎を起こす、その他、肝硬変、肝臓癌、胆管結石などで肝臓の働きが阻害され本来ならば肝臓で処理されるビリルビンが処理されずに肝臓にたまり、血液中に巡ることで黄疸を発症させます。

すい臓は、ビリルビンの処理には直接は関係しませんが肝臓がビリルビンを含む胆汁という消化液を流す管とすい臓が膵液という消化液を流す管が途中で繋がっているので、すい臓の管に腫瘍ができるなどすると管を途中で塞いでしまうことがあり、ビリルビンが外に出られなくなり黄疸の原因となります。

もう一つは血液中の赤血球が何らかの原因で大量に破壊される溶血になることで肝臓が処理できるよりも多くのビリルビンが発生し黄疸の原因となります。

 

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血液検査で見るそれぞれの病気の特徴

血液検査をすることで、黄疸がどの部位の病気によって引き起こされているかが分かります。

ビリルビンというものには赤血球が分解された時にでる「間接ビリルビン」というものと肝臓で分解された後の「直接ビリルビン」の2種類があります。
血液検査ではこの関節ビリルビン(I-BIL)と直接ビリルビン(D-BIL)の他にこの二つのビリルビンの値を足した総ビリルビン(T-BIL)が出ます。

肝臓の胆管と呼ばれる胆汁が通る管が詰まっている場合、ビリルビンが血液中に増えるので総ビリルビン(T-BIL)が増え、肝臓が処理した後の直接ビリルビン(D-BIL)が関節ビリルビン(I-BIL)の割合を比べると直接ビリルビンの割合が大きくなります。

溶血の場合、赤血球が破壊され肝臓で処理される前のビリルビン、関節ビリルビン(I-BIL)が増えますので、総ビリルビン(T-BIL)に対する直接ビリルビン(D-BIL)の割合が関節ビリルビンの方が多くなります。

 

簡単に言うと、

間接ビリルビン+直接ビリルビン=総ビリルビン

この足し算の式を構成する、間接ビリルビンの値と直接ビリルビンの値、どちらの割合が多いかで原因を特定することができるということですね。

それ以外で、血液中の膵酵素が増えるとすい臓が原因だと考えられます。

おわりに

黄疸の原因がどこにあるのかを知るのには血液検査が有効だとわかりました。
適切な処置を行うために医師はこの検査結果を分析していたのですね。

最後にタイトルにありました、見分け方の
1つ
ですが、みかんを食べて手のひらが黄色くなったことはありませんか?これを黄疸だと心配される方もいらっしゃいますが、みかんによって手のひらが黄色くなるのは「柑皮症」といって黄疸ではありませんので心配しないでくださいね。

柑皮症と黄疸を見分ける方法は「白目」です。黄疸の場合は白目にもビリルビンは沈着するので白目も黄色くなります。
柑皮症では白目までは黄色くならないので白目を見て黄色くなければ心配はないといえます。

 

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