治療法

黄疸によるかゆみを治療!かゆみを和らげる5つの方法!

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肝臓疾患などによって黄疸が出ると、症状としてかゆみを生じることが多々あります。
このかゆみに苦しんでいる方は少なくなく、皮膚の下から痒くなるような不快で強いかゆみを何とかしたいと思ってらっしゃる方も多いはずです。

では、この黄疸によるかゆみの治療法はあるのでしょうか?
残念ながら現在、黄疸によるかゆみに効く有効な治療法はないと言われています。

ではこのかゆみは我慢するしかないのかというと、決してそうではありません。
ご自身や看護される方のケアによってこのかゆみを和らげることはできます。

ここでは、黄疸のかゆみに苦しむ方の手助けになるようにいくつかのかゆみ対策について説明していきます。

 

黄疸のかゆみは何故生じるのか?

まず黄疸とかゆみの関係について知っておく必要があるでしょう。
ごく簡単に説明すると、赤血球が寿命を終えるなどして分解した時にできるビリルビンという黄色の色素を持つ老廃物が黄疸とかゆみの原因となります。
このビリルビンが肝臓やすい臓の疾患によってうまく体外へ排出されなくなると、ビリルビンが増えすぎて皮膚や白目に沈着し黄疸となります。
そして、ビリルビンは神経性の毒素をもつので皮膚に沈着すると末梢神経を刺激しかゆみを生じるのです。

肝臓はビリルビンの毒素を解毒し、胆汁という消化液の一部として体外へ排出する役割が、すい臓はビリルビンの処理には直接的には関係ありませんが、すい臓の出す膵液と肝臓の出す胆汁が流れる管がある部分で合流しているために、すい臓から伸びる管に腫瘍ができるなどして胆汁との合流点を塞ぐことで結果的にビリルビンの流れを妨げることになってしまうのです。

つまり、この溜まりすぎたビリルビンが再び体外へ排出できるようになればかゆみや黄疸が治まると言うことになります。これがかゆみに対する唯一の治療法といってもいいでしょう。

 

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黄疸を治めるためにはどうすればいいのか?

黄疸が治まればかゆみが治まるということが分かりました。
では、黄疸を治めるためにはどうすればいいのでしょうか?

もし患っている病気が肝炎によって肝臓の機能が弱まっている、もしくは結石がビリルビンの流れる胆道を塞いでいるようであれば点滴や内視鏡を用いた治療を施し肝臓の機能を回復させることで再びビリルビンが正常に流れ出し黄疸が引きます。

しかし、肝硬変や肝臓癌など肝臓そのものの治療が困難な病気だった場合、黄疸を治めるのは難しくなり、かゆみとも長く付き合わなければなりません。
黄疸のかゆみを和らげるためにできることを以下にまとめてみました。

 

黄疸によるかゆみを和らげるためにできる5つのこと

黄疸によるかゆみの治療は難しく、かゆみを和らげることが現状できることと言えます。
医師からの軟膏などの処方がない場合、以下の対処法を試してみてください。
•体をきれいにする
•皮膚の乾燥を防ぐ
•重曹水で絞ったタオルで体を拭く
•衣服をゆったりとした吸湿性の良いものを選ぶ
•体をあたためすぎない

以上の方法が黄疸によるかゆみを和らげるのに有効な方法です。

 

体をきれいにすることで、体の汚れからの刺激を和らげます。
また体をきれいにしておくことでその他の方法の効果を更に引き出すことができますので、まずはこれが基本となります。

体がきれいになったら、皮膚の乾燥を防ぐために保湿してあげましょう。
黄疸によるかゆみに特に有効だと注目されているのがパンパニローションと呼ばれるものです。
このローションは京都大学の看護師たちが考案したよもぎを成分とするローションで病院でも薦められることがあります。
クリームタイプ、石鹸タイプと用途に応じて選ぶこともできます。
購入はインターネットの通販をご利用ください。

重曹にはかゆみを抑える効果がありますので、水に対して2%程度に薄めた重曹水をタオルに含ませ体を拭くのもよいでしょう。

皮膚のケアが済んだら、衣服を考えてみます。
体を締め付けるような衣服は繊維が刺激となりかゆみの原因となりますのでできるだけゆったりとしたものを選んでください。
素材も化繊のものより綿などの吸湿性と肌触りのよいものを選んであげてください。

また、体があたたかくなりすぎるとかゆみを生じますので、暖房の設定を下げるなどしてあたためすぎないように気を付けてください。氷などで体を冷やすのも効果的です。

それでもどうしても我慢できない場合は、掻いてしまうと皮膚に傷がつき更にかゆくなってしまうので、叩くようにしてください。
こうすることで、皮膚に傷をつきにくくしかゆみを抑えることができます。

 

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おわりに

黄疸によるかゆみは有効な治療法がなく、大変辛いものです。
寝ている間でも無意識に掻いてしまう事があり、朝起きると布団が血まみれになってしまうこともあります。
特に子供の場合は掻き毟ってしまうことも少なくないので爪を短く切って皮膚を守るようにしましょう。

また、難病である肝臓癌や肝硬変は最近話題になっている幹細胞による再生医療が完成すれば根本的な治療が可能になります。
通常の移植と違うのは幹細胞によって作られた臓器は自分自身の臓器と同じといっていいことです。

なので、通常の移植に伴う拒絶反応がなく、拒絶反応を抑えるための免疫抑制剤を飲む必要もありません。
食事制限もないですし、まさに夢の治療と言えます。

今の段階では医師に聞いても、実用化するまでには10年も20年もかかると言われましたが、何か革新的な方法が発見され一気に実用化に向けて加速する可能性もあります。
もし、実用化されればと考えると闘病生活の中に一種の安寧が生まれます。

病気でただでさえ辛い状況です。
かゆみをできる限り抑えて、少しでも治療に専念できるように今回の対処法を試してみてくださいね。

 

 

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