治療法

黄疸による掻痒感はなぜ?掻痒感を抑える5つの方法とは?

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肝臓やすい臓の病気などで黄疸が出ると、掻痒感を訴える方が多くおられます。
この痒みは皮膚の下から痒くなるような不快で強い痒みで、非常に耐えがたいものであると聞きます。

では、何故黄疸が出ると掻痒感を伴うのでしょうか?今回はその原因と対処法を紹介させていただきます。

 

黄疸が掻痒感をおこす理由

黄疸が出るということは、肝臓やすい臓に何らかの疾患があるということです。
黄疸というものは血液中に赤血球が寿命を終えるなどして分解した時にできる、ビリルビンという黄色の色素が皮膚や白目に沈着する事で起こります。
皮膚が黄色くなるのはこのビリルビンの持つ色素によるものです。

通常、ビリルビンは肝臓で処理され、胆汁という脂肪分を分解する消化液の一部となります。
胆汁は胆管と呼ばれる管を通って十二指腸より分泌され最後は便と混じり合って排泄されます。
なので、肝臓がきちんと機能してれば黄疸を起こすほどビリルビンが体内に蓄積されることはないのです。

しかし、肝臓に病気があり肝臓の機能が著しく低下している場合、ビリルビンを処理できずに体内にため込んでしまいます。
体内で異常に増えたビリルビンは血液と共に体内を巡り皮膚や白目に沈着します。
この時ビリルビンの持つ神経性の毒素が皮膚の末梢神経を刺激し掻痒感を引き起こすのです。

 

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黄疸による掻痒感を抑える方法は?5つの方法

黄疸による掻痒感には現在有効な薬がないと言っても良いのが現状です。

なので、看護される方やご自身で掻痒感を抑える対処をしていく必要があります。

・体を清潔にする
皮膚の表面に汚れがあると刺激となり、掻痒感を増すことがあります。

体をぬるま湯などで絞ったタオルで優しく拭いてください。ゴシゴシと強くこすると痒みを増すので注意してください。

 

・重曹で絞ったタオルで拭く
重曹を水に対して2%に薄めたものをタオルに含ませよく絞り体を拭いてあげます。重曹のもつアルカリ性の成分がかゆみを抑えてくれます。

 

・皮膚の乾燥を防ぐ
皮膚の乾燥はかゆみの原因となりますので、ローションを用いて保湿してあげてください。

医師の勧めるものとして、パンパニローションというものがあります。
これは京都の看護師さんたちが開発したよもぎを成分とするローションがあります。
このローションが黄疸による掻痒感にも効果があると話題になっています。

購入はインターネットの通販を利用してください。

 

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・掻かずに叩く
掻いてしまうと、皮膚に傷ができヒスタミン反応という痒み反応が出てしまいます。
我慢できない時は叩くようにしてあげると皮膚に傷がつきにくくかゆみも抑えられます。

 

・衣服をゆったりした吸湿性の高いものを選ぶ
体を締め付けるような衣服は繊維が刺激となり掻痒感を増すことになるので、できるだけゆったりとしたものを選びましょう。
また、材質も化繊のものより綿などの吸湿性の良いものを選びましょう。

 

・体をあたためすぎない
体があたたかくなると掻痒感を増します。
暖房の設定を下げるなどしてあたたかくなりすぎないように気を付けましょう。
氷などをタオルで包んで体に当てても良いです。

 

おわりに

黄疸による掻痒感は我慢できないほどです。
有効な治療法がない現在、私たちにできるのはできるだけかゆみを和らげてあげるということです。

肝炎や結石などは適切な治療で肝臓が機能を取り戻すこともありますが、肝癌など治療が難しい病気だと、この掻痒感とも長く付き合わなければなりません。
今回の対処法を実践して少しでも楽に治療に専念できるようにすることが患者さんにも看護する方にも大切なことなのです。

 

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