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黄疸が出た新生児の数値は?胆道閉鎖症の危険性を検知!

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新生児には生まれてきて外の世界に順応するために新生児黄疸や母乳性黄疸と言った黄疸が出ます。これらは成長と共に消えていくものなので、心配のないものなのですが中には病気が原因で黄疸が出ている場合もあり注意が必要です。

その病気で特に気を付けなければならないのは、「胆道閉鎖症」と言われる病気です。母乳性黄疸は最長2か月続くこともあるので、黄疸だけではこの病気を判断するのは非常に難しいのが実情です。

更にこの病気は発見が遅れると最悪死亡してしまう事もある恐ろしい病気です。では、どうやって発見すれば良いのでしょうか?

それは血液検査の数値に現れます。

今回は、新生児における注意すべき病気胆道閉鎖症と、胆道閉鎖症によって血液中の数値がどのようにして変化するのかを見ていきます。

 

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胆道閉鎖症とは?

まずは胆道閉鎖症がどのような病気なのかを説明していきます。
この病気は肝臓から流れる消化液「胆汁」やその他の老廃物などが流れる管「胆管」が何らかの原因でなくなってしまい、肝臓の中に胆汁や毒素が溜まってしまう病気です。
その溜まってしまう毒素の中に、黄疸の原因となる「ビリルビン」という黄色の色素が含まれています。黄疸とはこのビリルビンが大量に発生した時に皮膚や白目に沈着する事で黄色っぽく見えるようになることを言うのです。黄疸になるメカニズムは新生児黄疸や母乳性黄疸と同じです。違いは体の成長と共に消えていくか、消えていかないかの違いです。
胆道閉鎖症に気づかずに放置していると、脳までビリルビンに侵される核黄疸」となり、脳性麻痺や脳出血をおこします。なので、早期に発見し手術によって失われた胆管の代わりに小腸を肝臓に繋がなければなりません。

 

どうやって発見すれば良い?

通常新生児において血液検査を行う機会はほとんどないでしょう。しかしそれでは胆道閉鎖症と気づかずに手遅れになってしまう事もあります。他にも見て分かる症状はあるのでしょうか?
見て分かる症状として、うんちの色が白っぽくなるというものがあります。しかし、うんちの色が白いと医師に訴えるだけでは、乳製品の食べ過ぎだと言われてしまうケースもあります。
なので、生後一か月経った時点で黄疸が消えていなければ
胆道閉鎖症ではないか?
と直接聞いてみてください。

 

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血液検査ではどう見分けられるのか?

では、血液検査では健康な新生児と胆道閉鎖症の新生児とではどのような違いがあるのでしょうか?
黄疸が出ている時に増加する数値は、T-bil(総ビリルビン)とD-bil(直接ビリルビン)です。ビリルビンが増えることで黄疸が発生するのでビリルビンの数値が上がるということは分かりますね。
では、胆道閉鎖症の時にのみ増加する数値は何かというと。
ALTとASTという数値です。これは肝機能を表す数値だと言われており、それぞれ肝臓の細胞に含まれる酵素のことを指します。肝臓に障害があり、肝細胞が破壊されるとこれらの酵素が血液中に流れ出すために数値があがります。
つまり、健康な新生児では肝細胞が破壊されることがほとんどないので、ALTとASTは正常の範囲内でおさまりますが、胆道閉鎖症になり肝臓に負担が大きくかかると肝細胞が破壊されるのでこれらの数値が上がります。

 

おわりに

新生児の病気で胆道閉鎖症とは命の危険があるのにも関わらず発見が難しいものです。通常血液検査は新生児においては行われることがないと言ってもよいでしょう。
この病気を早期に発見するためには親や周りの人が注意深く新生児を観察し、うんちの色が白っぽいと感じたり、生後一か月経っても黄疸が消えない場合は医師に必ず相談するということが大切です。
胆道閉鎖症の新生児は一万人に一人と言われています。決して低い数字ではありません。わが子に限ってという考えではなく、万が一の事態を想定し行動しましょう。

 

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