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黄疸が出た場合に観察!赤ちゃんの黄疸は3種類!

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赤ちゃんのおよそ80%は黄疸を発症すると言われています。そのほとんどは赤ちゃんの成長と共に消えていく生理的なものなのですが、中には病気が原因となっている黄疸もあります。この黄疸を見分ける方法はあるのでしょうか?観察すべき点をいくつかまとめてみました。

 

赤ちゃんの黄疸の種類

赤ちゃんの黄疸には大きく3種類あります。
1. 新生児黄疸
生後2~3日で起こる黄疸で、およそ一種間程で消えていく黄疸です。これは赤ちゃんの肝臓がまだ、未発達である為に起こる黄疸で成長とともに肝臓の機能が整ってくれば消えていきます。
2. 母乳性黄疸
母乳を与えられている赤ちゃんに起こる黄疸で長ければ二か月程続くこともあります。これは母乳に含まれているホルモンが肝臓の機能を抑えるために起こる黄疸で、こちらも赤ちゃんの成長と共に消えていくので心配はありません。
母乳が原因だからと言って、母乳を与えるのを止めることは医師の指示がない限りありません。母乳は赤ちゃんにとってこれ以上ない栄養源ですので、できる限り与えるようにしてください。また、母乳性黄疸は母乳を良く飲んでいる赤ちゃんに起こることが多いので、たくさん飲んでいる証拠だとも言えます。

しかし、万が一病気が原因の黄疸である場合、早期の発見が必要ですので生後一か月の時点で黄疸が消えない場合は医師とよく相談して血液検査や便の色を観察していく必要があります。
3. 病気が原因の黄疸
赤ちゃんの肝臓に病気がある場合に出る黄疸で、早期の発見が必要です。
主に考えられるのは「胆道閉鎖症」という病気で、これは肝臓が消化液を流すための管「胆管」が何らかの原因でなくなってしまう病気で、胆管がなくなってしまう理由は未だ不明です。
黄疸の原因となっているビリルビンという毒素は体に溜まりすぎるとやがて脳にまで達し、「核黄疸」を起こします。これは脳性麻痺や最悪死亡してしまう事もあるので、できるだけ早期に発見する必要があります。核黄疸を起こすまでのリミットはおよそ三か月といわれています。この為、生後一か月の時点で黄疸が続いているのなら医師への相談が必要なのです。

 

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病気が原因の黄疸かを区別する為に観察すべき点は?

胆道閉鎖症の場合、胆汁という消化液が流れる胆管が失われている為に胆汁が腸内に分泌されない状態になっています。新生児黄疸や母乳性黄疸と決定的に違うのは、うんちの色です。
実はうんちの色は胆汁の色なのです。
胆道閉鎖症では、胆汁が流れないのでうんちに胆汁が混ざらないので、色は白っぽくなります。日頃よりよく観察し、心配ならば医師と相談しましょう。

 

血液検査で観察すべき点は?

胆道閉鎖症の場合、血液検査の結果でも他の黄疸と違う点があります。
新生児黄疸や母乳性黄疸の場合は、血液中のビリルビンの数値(T-Bil・D-bil)が通常より高くなりますが、胆道閉鎖症の場合それに加え、肝臓からビリルビンや他の毒素、老廃物を排出する胆管がない為にかなりの負担がかかっている状態になっています。この為に、肝機能を表す数値(ALT・AST・G-GT)等が高くなります。
これらの数値を意識して観察することも大切です。何故なら胆道閉鎖症という病気は一か月検診などでも見過ごされるケースが多く、核黄疸によって命を落としている赤ちゃんが少なからずいるからです。

おわりに

胆道閉鎖症という病気は発見が遅れると命を落とす危険がある恐ろしい病気です。少しでも心配ならば医師と相談し観察していきましょう。また、見過ごされるケースも少なくないのが現状です。家にいる場合でも日々の変化の観察は欠かさず、定期的な健診は必ず受けて黄疸が続いているのなら医師に直接
胆道閉鎖症の心配はないのか
と聞くようにしてください。
赤ちゃんを助けるのは医師だけではなく、親や家族、周りの人たちの日頃からの観察によっても、思わぬ事態から赤ちゃんを救うこともあると覚えておきましょう。

 

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