治療法

黄疸は5種類ある!種類別で見る黄疸の原因と治療法とは?

更新日:

黄疸が出ると肝臓が悪いというのは一般的によく言われていることですが、はたして黄疸は肝臓が病気になった時にだけ出るものなのでしょうか?

実は黄疸が発生する過程にはいくつかの種類があり、それぞれに原因となる病気が存在します。今回は黄疸の種類とそれぞれの対処法について説明していきます。

 

黄疸が発生するメカニズム

説明に入る前に黄疸が発生するメカニズムについて整理しておきます。

黄疸とは赤血球が寿命を終えるなどして分解されるときに老廃物としてできるビリルビンという黄色の色素が、何らかの原因で大量に血液中に含まれることで皮膚や白目に沈着することをいいます。

通常ビリルビンは毒素を持っていて水にも溶けにくい性質を持っています。ビリルビンの毒素を肝臓で抜き水に溶けやすい性質にすることで、肝臓から出る胆汁に溶けて混じり胆管という管を通って体外へ排出されていきます。

  • 肝臓で処理される前のビリルビン:間接ビリルビン
  • 肝臓で処理された後のビリルビン:直接ビリルビン

もしこの一連のサイクルのどこかに異常が起これば、ビリルビンが体外へ排出されなくなり黄疸の原因となるのです。

 

スポンサーリンク

 

5種類の黄疸と関係する病気とは?

黄疸が発生する過程は5種類あると考えられます。以下にそれぞれに種類と対応する病気をまとめてみました。

1. 溶血性黄疸(肝前性黄疸)

肝臓は正常に機能していても、

  • 赤血球の寿命が短くなる
  • 免疫によって破壊される
  • 溶血の症状が出た

場合に発症する黄疸を溶血性黄疸と言います。

赤血球が大量に破壊されるとビリルビンも大量に発生することになります。肝臓の処理が間に合わない程にビリルビンが増えると、血液中のビリルビンが高濃度となり黄疸の原因となります。

この時に増えるビリルビンは肝臓で処理される前なので間接ビリルビンということになりますね。疑われる病気は主に溶血性貧血、先天的な脾臓の障害などが考えられます。

2. 肝細胞性黄疸(肝実質性黄疸)

肝臓の機能自体が弱っている時に発症する黄疸で、ビリルビンを処理できない状況に陥っている場合に起こる黄疸です。

考えられる病気は急性肝炎や肝硬変、肝臓癌などがあります。

3. 閉塞性黄疸(肝後性黄疸)

肝臓は正常に機能しているが、処理したビリルビンを腸に送る管「胆管」が何らかの原因で塞がれている時に起こる黄疸です。

肝臓から排出されないビリルビンが再び血液中に放出され、体内に溜まってしまうことで黄疸の原因となります。

肝臓で処理された後なので直接ビリルビンが増えるということになりますね。疑われる病気は、胆管結石、胆道閉鎖症などがあります。

4. 体質的黄疸

まれに体質的にビリルビンを処理する力が弱い方がいます。処理する力が弱いだけでその他の肝臓の機能は正常ですので通常は病気になることはありません。

ただしアルコールや過度の疲労などは肝臓に負担をかけ、黄疸を強める可能性があります。

5. 生理的黄疸

新生児黄疸や母乳性黄疸と呼ばれる赤ちゃん特有の黄疸で、赤ちゃんの体が健康で体の機能が正常に発達すれば自然と消える黄疸のことを生理的黄疸と呼びます。

赤ちゃんの黄疸は生後間もなく肝臓の機能がまだ活発でないために起こる黄疸ですので、肝実質性黄疸に含まれるのですが、赤ちゃんの黄疸は自然に消えるものなので別扱いとしました。

ただし稀に病的な黄疸もありますので、赤ちゃんであっても黄疸が長引くようであれば医師に相談しましょう。

 

スポンサーリンク

 

病気によって出た黄疸の治療は?

黄疸を治すということは、すなわち黄疸の原因となっている病気を治すということになります。

それぞれの症状に応じた治療を施し、肝臓がビリルビンを体外へ排出するサイクルを回復させることで黄疸は治まります。

 

 

おわりに

黄疸が出るのは肝臓や膵臓、血液に病気があるというサインであるといえます。黄疸を見分けるのには白目を見ると良いです。白目が黄色っぽくなっているとほぼ黄疸とみて間違いないでしょう

更に黄疸が出るということは病気が進行している可能性が高いために、自分や周りの人に黄疸が出ているのなら早く病院で診察を受ける必要があると覚えておいてくださいね。

 

-治療法

Copyright© 黄疸Labo , 2018 All Rights Reserved.