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赤ちゃんの黄疸に母乳が関係?母乳性黄疸なら治療は不要!

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赤ちゃんは生後2~3日のうちにおよそ80%が新生児黄疸を発症しますので、黄疸は赤ちゃんにとって珍しいものではありません。赤ちゃんにおける黄疸は基本的に体の機能がしっかりしてくれば自然と消えるものなので心配しなくても大丈夫と言われています。その黄疸の中に母乳が原因となっているものがあるのはご存知でしょうか?これを母乳性黄疸と言い、新生児の0.5~2.4%が発症すると言われています。母乳は赤ちゃんが成長するのにとても大切な栄養源です。それが黄疸を引き起こすなんて…と心配になられる方もいるかもしれません。果たして母乳は赤ちゃんにとって害になりうるのか、今回はこの母乳性黄疸について説明していきます。

 

母乳性黄疸はなぜおこるのか?

母乳性黄疸は名前の通り、母乳に含まれる成分が赤ちゃんの肝臓の働きを抑えるために起こると言われています。母乳の中に含まれる女性ホルモンが関係していると言われていますがはっきりとした原因はわかっていません。しかし、母乳を与えている赤ちゃんに発症する黄疸ですので母乳が関係しているのは確かです。

 

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母乳性黄疸に治療は必要?

母乳性黄疸においては特に治療は必要ありません。基本的には経過を診ることになりますが、黄疸がきつく出ている時には医師の判断に従って母乳を与えるのを止め粉ミルクに切り替えて様子を見ます。
また生後一か月を超えても黄疸が消えない場合は、他の病的な原因で黄疸が出ていることも考えられますので医師と相談してください。母乳性黄疸は長引けば2か月程度続くことがあるので母乳性黄疸の可能性ももちろんありますが病的な原因、特に胆道閉鎖症の場合はできるだけ早く発見しなければならないので一か月をめどに病気の可能性も考えたほうがよいですしょう。

 

母乳は与えないほうが良いのか?

決してそんなことはありません。母乳は人工ミルクよりも遥かに高い栄養価を持っており、赤ちゃんの成長にはこれ以上ない栄養源なのです。母乳性黄疸を恐れて授乳をやめるのはおすすめしません。母乳性黄疸を起こすのは母乳をよく飲んでいる赤ちゃんに多いことから、むしろ赤ちゃんの成長に関してはとても良いことだとも言えます。母乳性黄疸は肝臓が成長ししっかり機能してくるようになると、自然に消えるものです。ここでちょっと考えてみましょう。
新生児黄疸や母乳性黄疸が自然と消えるのは、赤ちゃんがしっかりと成長するからなのです。もし、赤ちゃんが母乳を飲まなかったりして成長しなかったとしたら、肝臓の機能がいつまでもちゃんと働かずに黄疸の原因となる毒素、ビリルビンを処理することができなくなります。このビリルビンが溜まりすぎると脳にまで黄疸がすすむ核黄疸になってしまい、小児麻痺や脳出血の原因となってしまいます。
つまり母乳の影響でビリルビンが増えてしまうけれど、母乳のおかげでビリルビンを処理する力がつくということですね。
なので、母乳を与えられるのならしっかりと授乳させてあげましょう。食欲のある赤ちゃんの方が健康的でしょう?

 

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いつまで黄疸が続いたら危険なのか

母乳性黄疸は心配ないものですが、もしかしたら黄疸の原因が母乳によるものではなかった場合には注意が必要です。

赤ちゃんに黄疸が出る原因には病気によるものもあるからです。代表的なものは胆道閉鎖症と呼ばれる病気です。この病気は生後3か月以内に発見できないと核黄疸を起こしてしまうので早期に発見し治療を開始しないといけません。できれば一か月検診の時点で黄疸が続いていれば医師に胆道閉鎖症の疑いはないかと直接聞いてください。

母乳性黄疸は最大2か月程度続くものですが、病気の可能性を考えるのなら1か月をリミットにしてみると万が一の時にも安心です。

 

おわりに

母乳性黄疸は赤ちゃんがしっかりと栄養を摂っている証拠ともいえる症状だとわかりました。そして、黄疸が消えるのには赤ちゃんの成長が不可欠です。しかし、食欲旺盛な元気な赤ちゃんなら黄疸が出ても安心しても良いのかというと決してそうでもないのです。それは病気による黄疸だった場合です。特に胆道閉鎖症だった場合は一刻も早く発見してあげることが赤ちゃんの命を守ることになります。

心配ならば医師とコミュニケーションを取りながら黄疸の原因をよくみていきましょう。

 

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